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1-弓を考える 2-ペグを考える 3-ネックを考える

「かぼれれ」   (かぼちゃのウクレレ)

 

表板 イタヤカエデ
裏板 まさかりカボチャ
ペグ イタヤカエデ
弦  ウクレレ 弦  4本

まさかりかぼちゃが届いた 

 

鋸で切ります。
名前のいわれの通り、まさかりでないと(包丁では)切れないくらい堅い甲羅です。タテ挽き用の鋸で上手く切れます。

 

 

種とその周辺を取り出して(種は来年用に保存する)茹でます。(約45分)

 

 

茹でると硬い殻の部分(ウクレレで使う)が白く表れます。
(見ることができます。)2mmくらいの厚さが望ましい。

この厚さ(堅さ)は 、品種によるモノかもしれません。
また、取り込んでからの日数によるモノかもしれません。

 

まさかりかぼちゃの身をスプーンで掻き出します。
身は栗みたいに甘くてホクホク。それだけでも美味しいのです。
ケーキ・コロッケ・スープ・だんご などお好きなように。 しかも栄養満点です。

  

乾燥させます。

黄色から緑の部分はふにゃけています。これを全部取り払ってください。
最後はタワシで洗い落とします。
内側からは色は白っぽく見えます。

 

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ネック・ペグの作成

ネックは自然木から作ります。

  

  → 

                        参照 ネックを考える

自然木の中からネックを削り出す。

ボデイーがカボチャなので自然木の中からネックに使えそうな枝振りを
選んで
加工します。

  

形を整える

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フレット

フレットのある楽器を作るのは初めてです。

フレット板にナラを使ってみた。
鋸が直角に当たるようにまず治具を作った。その中にフレット板をスライドさせながら鋸で約2ミリ位の溝を作って、長さに切ったフレットワイヤーを接着剤で埋め込んだ。

 

 

 

  

フレットの間隔
弦の長さ(ナットから駒まで)は350mmにしたときのフレットの間隔がネットに出ていた。

1フレット 約19.6mm 5フレット 約15.6mm 9フレット 約12.4mm
2フレット 約18.5mm フレット 約14.7mm 10フレット 約11.7mm
3フレット 約17.5mm 7フレット 約13.9mm 11フレット 約11.0mm
4フレット 約16.5mm 8フレット 約13.1mm 12フレット 約10.4mm

 

直径5mmのポジションマークを埋め込みこんだ。

 

木製のライニング。
表板とボディーの接点を強化するため、ライニングを入れた。
ラワンの角材をジャバラ状に加工してカボチャのボディーに接着。
飛び出た部分をベルトサンダーで削り取った。



木製のライニングの代わりにビニールのチューブを使ってみた。
すべての角度に対応出来るので、これは良い。

ネックにフレット版を圧着した。

表板

 

かぼちゃのヘタをカッター・糸鋸などで上手く取り除きます。
この部分にはネックが入ってきます。

 

 

 

かぼちゃの形に合わせて、大きめに表板を切り取る
表板(イタヤ 約2mm)にかぼちゃの形を大きめに写し取ります

 

カボチャの力のかかりそうなところに木片を接着して
それに竹の棒(8mm)を通してこの楽器の芯とする。

カボチャのウクレレ作りで1番難しいのは、この時に決めなければならないネックと表板の角度だ。
この角度はなナットや駒の高さで少しは調整は効くけどこの時点で決めなければならない。


  

  

ペグ

 

カボチャのウクレレ用に小さなペグを作った

ペグ作り参照→

ネックの角度と弦の角度が平行に近い方がしっとりとした落ち着いた音になる。

 

 

 

  

  

 

  

  

       
        
       

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